プロジェクト概要

プロジェクトについて - About Project

プロジェクトイメージ
本プロジェクトは、山形県最上エリアを中心とした
森林及びグループ所有林※を有効活用し
6,800kWの発電出力で、約75,000トンの燃料チップを
消費する「木質バイオマス発電」による再生可能エネルギーによって
サプライチェーンを築きふるさとに貢献するプロジェクトです。

地域密着した森林資源の有効利用と
森林の再生と保全、電力の安定供給、林業活性化や雇用創出、
更にはエネルギーの自給化で二酸化炭素(CO2)の発生を抑える
カーボンニュートラルによるグリーンエネルギーの促進によって
ふるさとの「循環型社会づくり」に貢献いたします。

※山形県は最上から庄内、秋田県は湯沢から横手にかけて
 約1,500haの山々

::: ふるさとの「山」を守ります。

::: ふるさとの「樹」の資源を活かします。

::: ふるさとの「里」の仕事を増やします。

::: ふるさとの「森」の業界の共存共栄を約束します。

木質バイオマス発電とは?

森林資源(樹木の伐採や間伐で発生する枝・葉などの残材、製材工場などから発生する端材・樹皮・おがくず等)のことを木質バイオマスと言います。

木質バイオマス発電とは、この木質バイオマスを燃焼させて水を沸騰させタービンを回して発電する仕組みで、燃料が違うだけで水蒸気を利用するところは一般的な火力発電と同じです。
発電方法には、木質バイオマスを直接燃焼させて発電させる「蒸気タービン方式」の他に、ガス化して、燃焼させる「ガス化−エンジン(ガスタービン)方式」もありますが、弊社の木質バイオマス発電設備は、最大出力が6,800kWと大型の設備で「蒸気タービン方式」を採用しています。

近年、木質バイオマス発電によって発生した電力は、国の定める価格で一定期間、電気事業者が買い取ることを義務付けた「固定価格買取制度(FIT制度)」の対象で、天候に左右される太陽光発電や風力発電とは違い、安定的に運転できる再生可能エネルギーとして注目を集めています。

特に、木質バイオマス発電は、間伐材や山で木を伐り出した際に現地で捨てていた小径材や枝条、端材などの「未利用材」を、乾燥させてチップなどに加工し燃焼・発電する電源として地域活性化に資するエネルギー源であり、我が国の貴重な森林を整備し、林業を活性化する役割を担うことに加え、地域分散型のエネルギー源としても重要な役割を果たしています。

燃料の木質チップについて

1本の木からは、用途別にA・B・C・Dの材料が出ます。

A材 → 製材
B材 → 集成材・合板
C材 → チップ・木質ボード
D材 → 搬出されない林地残材

A材、B材は用材として利用し、低質材のC・D材並びに間伐材を
バイオマス燃料として利用します。
洪水時の災害の要因にもなっていた林地残材をバイオマス燃料として
有効活用します。